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最近、父親の散歩が怪しくなってきました。
両親とは離れて暮らしていて、父親は毎日散歩を日課にしているのですが、先日帰りが極端に遅くなったみたいで。しかもその時のことをあまり思い出せないと…。
ちょっと物忘れも酷くなってきたのでそろそろ散歩のときに見守り用のGPSを持たせようと考えました。
そこから見守りGPSについて機能や料金の違いなどをいろいろと調べ、納得のできる機種があったので申込みました。
結論から書くと「あんしんウォッチャー」という子供用のGPSを使ってみることにしたのですが。
今回は、何十種類とある見守りGPSの中からなぜ「あんしんウォッチャー」を選んだのか、その理由を他の製品との比較なども交えながら説明したいと思います。
同じく「そろそろ見守り用のGPSが必要かな」と思っている人はぜひ参考にしてください。
見守りGPSを選ぶときの3つのポイント
見守りGPSは、家族のスマホで位置情報を確認できるというのが基本となる機能ですが、それ以外にも機能があったり、機種によって料金が変わったりとなかなか複雑です。
なので、何が必要で、どんな機種を選べばいいのかを判断するのが難しいですよね?
でも、いろいろと調べていくうちにだんだんと判断の基準にするべきポイントが分かってきました。
そこでまずは、どんな基準で機種を絞っていったかを説明していきます。
GPSとスマホで連絡が取り合えるかどうか
見守りGPSについて調べていたら、料金体系は基本的に「端末(本体)代」+「年額 or 月額利用料」の組み合わせになっていること。
そして、料金は「スマホとGPSの間で連絡機能が付いているかかどうか」によって決まり、そのタイプは主に3つあることが分かりました。
- スマホと見守りGPSで相互連絡機能がある
- 見守りGPS側から通知ボタンでの連絡機能がある
- どちらからも連絡する機能がない
当然、相互に連絡機能(テキストや音声メッセージで)が付いているタイプは料金が高くなります。
ただし意外なことに、GPS側からの連絡機能(通知ボタンで)が付いているタイプと付いていないタイプは料金にそれほどの差はありません。
まずこの3つのタイプからは、料金がほぼ同じなら通知ボタン付の方がいいし、高齢者用なので相互連絡機能は必要ないのかなと判断して ② を選びました。
なぜ高齢者用ではなく子供用のGPSが良いのか?
さらに調べてみると、同じ見守りGPSでも、高齢者用と子供用とでは料金が全然違うことに気付きました。
子供用なら月額利用料は500円~700円くらいなのですが、高齢者用となると3,000円とかに跳ね上がります。
介護保険が適用されるとかアピールしている会社もありますがそれでも月々数千円、本体価格は数万円なんていうのもザラです。
靴の中に入れるタイプなどもありますが、それにしてもちょっと試してみようと思うような金額ではありません。
しかも、GPSの性能や機能は子供用と同じかそれ以下というものもあります。
まぁすべて調べたわけではありませんが、全体的にそういう傾向はありそうなので、個人的には「子供用でとりあえず試してみる」が正解だと思います。
子供用で不都合があればそのとき考えればいいかなと。
ということで、まずは「通知ボタン付タイプ」の「子供用」GPSというところまで絞れました。
GPSと携帯電話の電波の両方で見守る
次のポイントは、携帯電話の通信回線4G(LTE)に対応しているかどうか。
位置情報の測位(確認)をGPSだけでなく、携帯電話の基地局でもできるかどうかです。
GPSだけだとどうしても室内やトンネルの中などに居るときに位置情報が確認しづらくなるケースが起こります。
最近は「みちびき」などのGNSS(全球測位衛星システム)や最新の衛星システムが整っていて、これに対応している機種もありますが、基地局での測位もできればより正確な位置情報が得られますよね。
なので、できればこのタイプを選びたい。
簡単に言うと、GPSに加えて携帯電話の電波でも位置を探せるほうが安心だということです。
と、ここで一旦これまでに決めた項目を整理しておきましょう。
- 連絡機能はGPS側に通知ボタンがある一方向タイプ
- 高齢者用の見守りGPSは高額なので子供用のGPS
- 位置情報はGPSと4G(LTE)の両方で測位するタイプ

補足をしておくと、どの機種も本体の大きさは「目薬の箱」ほど、そしてバッテリーの持ちは1ヶ月半から2ヶ月くらいということも分かりました。
見守りGPSの料金の違いを比較
そして、やはり最後の決め手になるのは料金ということで、この3つの条件を満たしている機種をピックアップして料金を比較してみました。
機種 | 月額利用料 | 本体価格 | 1年目料金合計 | 2年目以降料金 |
---|---|---|---|---|
あんしんウォッチャー | 539円 | 9,900円 | 9,900円 | 6,468円 |
あんしんウォッチャーLE | 539円 | 3,975円 | 9,904円 | 6,468円 |
まもサーチ(年額プラン) | 5,500円(年額) | 5,280円 | 10,780円 | 5,500円 |
まもサーチ | 528円 | 5,280円 | 11,616円 | 6,336円 |
みてねみまもりGPS | 528円 | 5,808円 | 12,141円 | 6,336円 |
どこかなGPS | 528円 | 7,480円 | 10,648円 | 6,336円 |
goo of things いまここ | 638円 | 3,280円 | 10,936円 | 7,656円 |
他にもあるかもしれませんが、これだけ押えておけば間違いのない「あんしんウォッチャー」「まもサーチ」「みてねみまもりGPS」「どこかなGPS」「goo of things いまここ」という5種類を選んでいます。
※「goo of things いまここ」は新規受付を終了しました。
「あんしんウォッチャー」「まもサーチ」の2機種は年額と月額の両方のプランから選択ができるのでその内容をそれぞれ簡単に説明しておくと、
「あんしんウォッチャー」には「あんしんウォッチャー」という一括プランと「あんしんウォッチャーLE」という月割りプランがあります。
「あんしんウォッチャー」は1年目が『本体価格+12ヶ月分の利用料』を含めて9,900円というプラン。

そして「あんしんウォッチャーLE」は、最初に『本体価格の3,975円』を支払って、あとは月々539円支払うプランです。

「あんしんウォッチャーLE」は年額プランとほぼ同額な上に利用料は月々支払っていくのでいつでも停止できるプランになっています(2年目はどちらも月々)。
「まもサーチ」のプラン内容はもっと単純で、本体価格とは別に利用料をまとめて年額で支払えば5,500円、月々なら月額528円ずつ支払っていくプランです。
他の3機種「みてねみまもりGPS」「どこかなGPS」「goo of things いまここ」は、単純に利用料を月々支払っていくプランしかありません。
つまり「あんしんウォッチャー」「まもサーチ」の2社は、1年契約で安くなるプランも用意しているということですね。
なぜ「あんしんウォッチャーLE」を選んだのか

端末の大きさやバッテリー容量はそれぞれ若干の差はありますが、ここでピックアップした見守りGPSは、機能的にほぼ同じなのでどの機種を選んでもとくに不満はないと思います。
そんな中で結局はあんしんウォッチャーの月額プラン「あんしんウォッチャーLE」を選んだわけですが、
なぜ「あんしんウォッチャーLE」を選んだのか、その理由をまとめておきます。
- 月額プランでも5機種の中で1番安い
- あんしんウォッチャーLEならお試し感覚
- 割引きキャンペーンを実施している
- 携帯電話会社の「au」が運営している
上の表を見て分かるとおり、初期費用を含めた1年目の料金合計が「年額プラン」と「月額プラン」のどちらも1番安くなっています。
そして、月額プランの「あんしんウォッチャーLE」なら、初期費用が4,514円(本体価格3,975円+月額利用料539円)で始められる上に、利用料は月々支払っていくのでお試し感覚で利用できるのがポイントになりました。
いつも実施しているのかもしれませんが、割引キャンペーンで安くなっているのも有り難かったです。
あとは、携帯電話会社の『au(KDDI)』が運営しているのも信頼性という意味で安心できますし、窓口もあるので家族が故障などの相談ができるのもいいですね。
一方で、他社より劣ってる点は、
- バッテリー容量がやや少ない
- 月額利用料が月々11円高い
あんしんウォッチャーの端末のバッテリー容量は1500mAhです。他社では2000mAhという機種もあるのでそれに比べるとやや少なめですね。
ただし、通常利用で1.5ヶ月くらい持つし(2000mAhの機種は2ヶ月)、残量不足がスマホに通知される機能も付いているのであまり大きな問題ではないと思います。
また、月額利用料が539円だから他社の528円より月々11円高くなりますが、まぁこれくらいなら…。
ということで、どちらもデメリットというほどではないと判断して最終的に「あんしんウォッチャーLE」に決めました。
ちなみに「あんしんウォッチャー」と「あんしんウォッチャーLE」はプランの違いだけで端末(機種)はまったく同じです。
割引キャンペーン期間
【まとめ】負担が少しでも和らぐように
高齢者のケアが必要になってくるといろいろと負担が増えてきますね。
ただし今はその負担が少しでも和らぐような製品がたくさんあって有り難いです。
参考までに、GPSといえば「Air Tag」などの紛失防止タグもありますが、これらはそもそも人やペットでの使用を想定したものではありません。
利用目的そのものが違いますし、「近くに他人の端末がないと測位できない」「位置情報を確認できないケースもある」といったデメリットもあります。
月額利用料がかからないので気にはなりますが、あくまでも “モノ” 用なので個人的にはNGだと思いますね。
さて、今回は位置情報が家族のスマホから確認できる見守りGPSの情報を整理して、機種を選ぶポイントなどを紹介してきました。
実際には「あんしんウォッチャー」という機種にしたわけですが、とりあえず今のところは満足しています。また気付いたことなどがあれば体験談として書いていきたいと思います。